体力的な負担の大きさも、介護業界の問題の一つです。介護サービスの利用者は思うように歩けない人も多く、さまざまな場面で介護職員の介助が必要です。
人の体を支える作業は、思っている以上に体力を要します。そして、それが毎日の業務として積み重なった結果、腰痛などの体の不調を訴える人も少なくありません。これは人材不足の要因の一つにもなっており、問題解決のために介護業界でのICT化が急がれています。
介護ロボットはその代表的な例です。介護職員に変わって移乗のサポートなどをしてくれるので、体力的な負担による人材不足に歯止めがかかることに期待されています。